今年の1月から6月まで、主人が入院していました。病を抱えるということは大変なことでした…。 病人本人もその家族も、毎日自分に問いかけます。 「これでいいのだろうか…?」 「私は、精一杯やっているだろうか…?」 病状が悪くなるにつれて、この問いかけは回数を増し、大きくのしかかってきました。 もともと楽天家で、なるようにしかからないのよね…、なんて考え方をする私なのに、本当にしんどかったです。 それでも、協力的な家族と、たくさんの友人たちに助けられて、入院生活を過ごすことができました。 そんなしんどい日々、不思議とトイレだけが気を抜ける場所となっていました。 あのころ、病棟のトイレで手を洗っているときに「ここに絵でもあると、もっと気がなごむかもしれないな…」と、それとなく思っていました。 けれども、入院中の私たちに「じゃあ、ここになにか飾らせてもらおう」なんてこと、思いつく余裕なんてどこにもありませんでした。 病院を出てしばらくたってから、「あのころ私が感じていたことを実現できたら」と、思いついたのでした。 それが「病院の各トイレに絵を飾ろう」ということでした。 まず主人の友人でもある造形作家の山内孝一さんを訪ね、私の思いを伝えたところ、快く承諾してくださいました。 そして長野県飯田市立病院ボランティアの会の方々にお願いに上がったところ、とてもよく「私の思い」を理解してくださって、ぜひやりましょうとおっしゃってくださったとき、本当にうれしかったです。 おまけに、初めからトイレに設置してしまうと、見られる人が限られてしまうから、設置前にロビーで展示をしてみてはいかがですか?と、ボランティアの会の方々から提案をしていただいて、今回の展覧会を開くこととなりました。
すべての人が、絵を見て安らぐなどとは思っていません。
しかし、私と同じことを感じている人が、いるかもしれません。 「病・癒やし・元気」ということに焦点をあてて、制作してくださった絵画をご覧になり、ほんの少しでも安らぎを感じて頂ければ幸いです。 さらに、11/10(火)と24(火)両日3時から、ジョイフルベルグループのみなさんのご厚意により、ハンドベルのお見舞いミニ演奏会も行われることになりました。 ハンドベルの音色は聴かれた方の心にまでやさしく響くことでしょう。 是非お聴きください。 最後になってしまいましたが、主治医の先生、外科の先生方、外来、病棟の看護婦さん、とても大変な状態だったのに一生懸命主人の髪を洗ってくださったヘルパーの皆様、遠くからやさしく見守っていてくださった患者さん、付き添いの皆様、ほんとうに、ほんとうにありがとうございました。 長野県飯田市立病院ボランティアの会の皆様、ジョイフル・ベルの皆様、ほんとうにありがとうございました。
長野県飯田市在住の主婦より
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